ちいさな読書部第33回『少女、女、ほか』開催のお知らせ

 

日時:3月30日(土)15:30-17:30

場所:オンライン

大切なのは共にいること。人生、捨てたもんじゃない。笑って泣かせ心揺さぶる真実の物語。

今日はアマの演劇がナショナル・シアターで上演される初日。黒人として女性として日々受ける差別に立ち向かってきたアマが、50代になってついに栄光をつかんだのだ。記念すべき今宵、家族や友人たちが集う。演劇界を共に生き抜いてきた戦友、母の希望とは異なるがしっかりした自分の意見を持つ娘をはじめ、不遇をかこつ者、努力して社会的成功を手にしたエリートなど、時代も背景も多様な12人のキャラクターが、人生を振り返っていく。(白水社の課題図書紹介ページより)

ちいさな読書部第33回は、 バーナディン・エヴァリストの『少女、女、ほか』を読む回です。前回の『回想のブライズヘッド』は、戦間期から第二次世界大戦の時期の英国を舞台にした、贅を尽くした邸宅とその住人達の人生の崩壊を暗示する悲劇でした。今回はそのおおよそ百年後の現在、同じ英国で生きる黒人女性たちの人生を描いた小説を読んでみたいと思います。

本作は、ちいさな読書部でも取り上げたアトウッド『誓願』と共に、2019年度のブッカー賞を受賞しています。受賞は一作という規則を破った異例のダブル受賞で、エヴァリストは黒人として初の受賞者となりました。『誓願』に勝るとも劣らない評価を得た本作を、キャシー・アッカーやジム・クレイスの作品を翻訳してきた渡辺佐智江さんの日本語で読める幸せを、読書部メンバーと分かち合えるのを楽しみにしています。

お申し込みはPeatixのこちらのページで受け付けています。

お願い:主催者を含め定員8名の小さな会です。運営に響きますので、確実にご参加いただけることがおわかりになってからのお申し込みをお願いいたします。直前でもたいていは空席がありますので、仮押さえ目的での申し込みはご遠慮ください。

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