日時:5月27日(土)15:30-17:30
場所:オンライン
大戦末期、山中に集団疎開した感化院の少年たちは、疾病の流行とともに、谷間にかかる唯一の交通路を遮断され、山村に閉じ込められる。この強制された監禁状況下で、社会的疎外者たちは、けなげにも愛と連帯の“自由の王国”を建設しようと、緊張と友情に満ちたヒューマンなドラマを展開するが、村人の帰村によってもろくも潰え去る。綿密な設定と新鮮なイメージで描かれた傑作。(新潮社の課題図書紹介ページより)
ちいさな読書部第28回は、大江健三郎の初めての長編『芽むしり仔撃ち』を読む会です。
大江健三郎が3月3日に亡くなりました。川端康成に次ぐ日本人で二番目のノーベル文学賞受賞者である大江の著作は、多くの読書好きが一度は手に取っているのではないかと思います。管理人は学生時代に長篇を何冊か、最近また一冊読んだという程度で熱心な愛読者とはいえません。ですが、自分の中に考える手掛かりがない概念を提示し、考え込ませてくれるという点で、大江はかけがえのない作家です。久しぶりに読み返したい方、まだ読んでいなかった方と、読書会で語りあえればと思います。
お申し込みはPeatixのこちらのページで受け付けています。
お願い:本会は少人数でゆったり話し合うタイプの読書会です。会の運営に響きますので、ご参加の目処が立ってからお申込みいただきますようお願いいたします。無断欠席された方は今後の会にはご参加いただけませんので、ご承知おきください。