日時:9月24日(土)15:30-17:30
場所:オンライン
イタリアを代表する女流作家の自伝的小説。舞台は北イタリア、迫りくるファシズムの嵐にほんろうされる、心優しくも知的で自由な雰囲気にあふれた家族の姿が、末娘の素直な目を通してみずみずしく描かれる。イタリア現代史の最も悲惨で最も魅力的な一時期を乗りこえて生きてきたある家族の物語。(白水社の課題図書紹介ページより)
ちいさな読書部第22回は、ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』を読む会です。
20世紀イタリアを代表する作家のひとりであるナタリア・ギンズブルグの小説のなかで、『ある家族の会話』(1963年ストレーガ賞受賞)は、イタリア国内でもっとも知られ、また、もっとも多く翻訳された作品です。ギンズブルグ自身が同著のまえがきで書いているように、この作品には架空のものはまったくなく、登場人物の人名もそのまま用いられています(イタリア文化会館ウェブサイトより)。
前回の読書会の課題図書『移民たち』では、ユダヤ民族であることを理由に迫害され、取り返しのつかない傷を心に負った人たちが登場しました。ファシズムが台頭した時代のイタリアで、ユダヤ系イタリア人であったギンズブルグの一家がどのように生きたのか、須賀敦子の訳で読んでみたいと思います。
お申し込みはPeatixのこちらのページで受け付けています。
お願い:本会は少人数でゆったり話し合うタイプの読書会です。会の運営に響きますので、ご参加の目処が立ってからお申込みいただきますようお願いいたします。無断欠席された方は今後の会にはご参加いただけませんので、ご承知おきください。